fc2ブログ
2011年03月14日 (月) | Edit |
3月8日号では,菅内閣は間もなく自動的に消滅するだろうとの予測を示した。
ところが突然の大地震である。菅首相の退陣とか衆議院総選挙などとは言って
いられない事態になってしまった。

亡くなった方や被災者の方々にはまことに申し訳ない表現かもしれないが,菅
直人にとっては,まさに千載一遇のラストチャンスがめぐって来た。

しばらくは菅バッシングは声をひそめるだろうから,必死に国民を守ろうと
する姿勢を見せれば,菅内閣は立ち直るかもしれないが,果たしてどうか…?

2日3日と経つにつれて,やはり内閣のリーダーシップの無さが目立ち始めた。
超広範囲な災害だから,自治体や自衛隊,警察などなどの,まずは役人たちが
結束してこの大災害に当たらなければならないのに,実はバラバラに見える。

①これらを束ねられるのは内閣すなわち政治家ではないのか。岩手や宮城など
東北出身の民主党の国会議員はいないのか?黙ってないで手を上げたらどうだ。
それらの議員が総理から全権を託されて,自衛隊や自治体や各省庁の担当者を
まとめてすばやい的確な指揮をしてほしいのだが,菅内閣はどうしたんだ?

②特にひどいのは原発事故への対応である。初日は経済産業省の原子力安全
・保安院が記者会見に対応していたが,まるで酒でも飲んでるかのようで,
しどろもどろだったことだ。

東電の指示で下請けが働き,それを保安院に伝えるから,国民には実態が正確
に伝わりにくいようだ。これも「原子力事故特命大臣」を指名し現地に派遣し
東電・自衛隊・消防・専門家を束ねて,最悪を予測しながら国としての最善策
を実施しなければ大変なことになる。

菅首相も初日はTVを通じて何度か国民に直接訴えていたが,今日は枝野官房
長官に任せたらしく,出てこない。人任せで良いのか?自分は裏工作専門か?

こんなとき小沢元党首が居たらどうだろうか?小沢は東北が地盤なのだ。
もしかしたら,小沢は金の問題で法律に反することがあったかもしれないが,
おそらく100兆円単位で計らなければならない大災害に立ち向かうのに,小沢
の力は要らないのか?小沢を切って何が良かったと言うのか?

菅には友達が居ないようだし,友達を作ろうとしないようだ。誰にも短所と
長所があるから,短所を押さえ長所を生かせないと人の上には立てない。
菅には国を救う力はなさそうである。

無心にこの大災害と向き合っている枝野官房長官だけが,やたらに目立つ。
がんばってほしい■


スポンサーサイト



テーマ:これでいいのか日本
ジャンル:政治・経済